九州新幹線 みずほ さくら

☆都市問題経営研究所OB・OG同窓会in熊本☆で京都・奈良・大阪・堺から熊本入りする新幹線の予約がとれたとの連絡があった。往「みずほ」還「さくら」とのことなので、ネットでわかったことを転載・整理しておきます。
 
≪左700系、右800系・・予約された往「みずほ」還「さくら」はともに「700系」です。≫
◆喫煙ルーム◆みずほ・さくら(N700系)は全席禁煙です。3・7・号車(鹿児島中央寄り)に喫煙ルームがあります。都合により別の車両で運転する場合は、全車禁煙となります。この場合は、列車内には喫煙できる場所はありません。

◆「みずほ」の愛称◆は、1961年10月1日から1994年12月3日までの33年間にわたって東京駅 - 熊本駅長崎駅間の夜行列車(寝台特急)の名称として用いられており、日本国有鉄道・JRの列車名として用いられるのは新幹線の列車名で2代目になる。
2011年3月12日の九州新幹線(鹿児島ルート)全線開業と同時に運行を開始した。
九州新幹線では、速達種別ごとに「みずほ」「さくら」「つばめ」の3本立てとなっており、「みずほ」の愛称は『山陽新幹線九州新幹線を直通する最速達列車』の位置づけ(東海道・山陽新幹線における「のぞみ」と同等)となっている。また、所用時間の面でも、「みずほ」は全列車停車駅以外は全く停車しないため、山陽新幹線新大阪駅 - 博多駅間の最速の所要時間は「のぞみ」も含めて「みずほ」が最も速い。
「みずほ」の◆運行概況◆は、朝夕の4往復に限定されており、所要時間は新大阪駅 - 博多駅間を2時間23分、新大阪駅 - 熊本駅間を2時間59分、新大阪駅 - 鹿児島中央駅間を3時間45分で結んでいる。
◆生ビールの車内販売◆JR西の車内販売は新たに九つの商品が加わり、約80品目になる。そのひとつが乗客からリクエストの多かった生ビールだ。2000年の東海道・山陽新幹線の食堂車廃止以来、JR西の新幹線では11年ぶりの復活となる。販売に必要な飲食店営業許可を取得。専用ワゴンを制作中で、夜間限定で3月下旬から税込み450円前後で販売する予定だ。
大阪の串カツ、福岡のめんたいこ、熊本の辛子レンコン、鹿児島の黒豚……。沿線9府県ゆかりの総菜をそろえた記念弁当「みずほとさくら」(税込み千円)は、今月(3月)から山陽新幹線全線で先行販売している。鹿児島産の芋焼酎「さくらの風」(同390円)もすでに販売中だ。また、新大阪駅から鹿児島中央駅まで全30駅の名前や路線図が記された特製トランプ(同840円)も商品に加えた。
車内サービスは博多を境にガラリと変わる。「さくらクルー」や生ビールなどのサービスは新大阪―博多間だけ。博多―鹿児島中央間はJR九州が受け持つ。
JR九州サービス部は、九州らしさを前面に出して勝負する。特産のイチゴ「博多あまおう」を使ったジェラート(同300円)や鹿児島産のミネラルウオーターを新たに売る予定で、九州ゆかりの商品の追加も検討中だ。担当者は「(JR西の)生ビールは『想定外』だった」と言いつつ、「いい意味で競争すれば互いのサービス向上につながる」と闘志を見せる。

新幹線N700系電車◆とは、東海道・山陽新幹線の第五世代の車両、および九州新幹線の第二世代の車両。300系500系を置き換える次期主力車種として、2007年7月1日のダイヤ改正から営業運転を開始した。同年10月1日には財団法人日本産業デザイン振興会の2007年度グッドデザイン賞金賞(商品デザイン部門)、2008年には鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞した。
≪以下、少しマニアックですが転載します≫
車両概観
先頭車ノーズ・・・先頭車両天井の段差車体は、700系と同じくアルミニウム合金製の中空押出型材によるダブルスキン構造を採用している。700系では、屋根構体、客室部の側構体のみであったが、N700系では使用範囲を広げ、車端部の側構体や妻構体、台車上部の気密床にも使用している[12]。車体断面は700系よりも屋根肩が角張った形となったが、引き続き幕板部分がわずかながらも曲面となっている。先頭部は700系のエアロストリーム型を遺伝的アルゴリズムにより改良した「エアロ・ダブルウィング」という形状で、長さ10.7m(700系は9.2m)である。先頭形状の長さを抑えつつ、微気圧波形状のピークを分けることで最大値を抑え、騒音の抑制と先頭車の定員確保に一役買っている。先頭車の定員を300系、700系と一致させるため、両先頭車両の乗務員扉と運転席よりの客用扉が車体の絞り込み部分と干渉している。また、騒音対策と製作・保守費用低減を両立するため、扉は両先頭車の運転室側にある乗務員用と客用のみプラグドア、その他はすべて通常の引き戸が採用されている。またその引き戸の構造も、たとえば0系から700系、800系(500系は全車プラグドアのため例外)に至るまでは車体に枠およびビス留めがついていたが、本系列は平滑化のために枠がなくなり、そのためビス留めも戸袋側のみで済んでいる。
先頭車両の高さは、3,500mmの部分と3,600mmの部分がある。そのため、先頭車両編成中央寄りの客用扉付近の屋根には段差がある。中間車両高さは3,600mmとなっている。この段差は先頭車の車体断面積を削減し前頭部分の形状と合わせた微気圧波軽減の実現と、空気抵抗軽減などを目的とした空力上の処理である。

細かい外観のポイントとして、Z0編成では客用ドア横の号車番号表記と禁煙ピクトグラムが横に並んでいたのに対し、量産車では縦並びとされた(300系は、登場当初は縦並びであった)。また、500系まで乗務員用扉横の握り棒は金属の手すりを埋め込む構造だったが、700系からは走行中の空気抵抗を低減するため、カバーを設置し走行中は自動的にせり上がる構造となった。本系列も同様であるが、700系では5km/hでカバーされるが、本系列では70km/hとなっている。これはホームを出線するまで、最後尾車両の乗務員が手すりを握って安全確認をできるようにするためである。
 
左:先頭車ノーズ/右:先頭車両天井の段差
※こんなことまで紹介されているのにビックリ。建築もこれくらい愛されたい・・・≪冨≫